14歳の女の子が走ったゴールドコーストマラソン(ハーフマラソン)体験記
私は今年の7月1日にオーストラリアで行われたゴールドコーストマラソンのハーフマラソンに参加しました。その一番の理由は、オーストラリアが大好きだからです。オーストラリアには沢山の自然が残っています。また、ホームスティをした時や旅行をした時に、沢山の人に親切にしてもらい、良い思いでが沢山あるのです。しかし、今回はオーストラリアへの4回目の訪問でしたが、出発の前に、私は様々な不安を抱えていました。21kmという長い距離を自分は走れるのだろうか?日本から一緒に参加する26人の人は私とは年の離れた人ばかりだけれど楽しく過ごせるのだろうか?などなど。しかし私は今回のマラソンへの参加を通して、予想していなかった事を経験しました。それは色々な面で自分とは違った人達と出会えた事でした。
日本人ランナーの中には、20代、30代、40代、50代、60代と様々な年代の人がいました。私達は今年の1月から、月に2回程度都内で一緒に練習をしていたので、それらの人達と話す機会がありました。60歳の誕生日を記念して参加した女性は、毎日、練習をしたそうです。結婚の記念として参加した人もいました。以前客室乗務員として働いていた人は、私の「一番楽しかった事は何ですか?」という質問に、「窓から雲を見るのが一番楽しかったかな。」と答えてくれました。また、盲目のご夫婦もいました。旦那さんは少し見えるけれど、奥さんは全く見えないそうです。誰かが、「海外に来たことをどのように感じ取るのですか?」と尋ねると、奥さんが「風と匂いでわかるの。」と答えていました。もちろんガイドヘルプは必要ですが、目の不自由な人にとっては、マラソンは参加しやすいスポーツなのだとも話していました。皆さん、想像できますか? 私は、それほど走る事が好きでなかったのですが、スポーツは万人に通じるものなのだなと感じました。
そして、いよいよスタートの時を迎えました。会場には、様々な国籍の人が集まっていました。車椅子に乗って参加する人もいて、私は胸がいっぱいになってきました。6時30分スタート。沢山の人の応援の中、私は走り始めました。はじめは順調でしたが、しばらくするとお腹が痛くなり、私は走るのを辞めて歩き始めました。私はオーストラリア人のボランティアに「 Where
is the rest room?」と尋ねました。彼は、「Ah, it`s over there. You understand?」 「Ok.
Thank you very much.」と答えて進みました。短い会話でしたが、自分の英語が通じたいうことがとても嬉しく、自信になりました。ゴール近くでは、オーストラリアの男性が日本語で、「頑張れ!」と励ましてくれました。私は思わずその人に手を振っていました。ペースを上げて一人また一人と抜かし、ゴールしました。タイムは2時間22分。年齢別で3位に入賞しました。
私は喜びでいっぱいでした。完走できたこと、入賞できたこと、そして何より、本当に色々な人とふれあい、励まされた事を嬉しく思いました。他の日本人ランナーもみな完走していました。入賞した人はいなかったけれど、みんなそれぞれ自分の目標を達成して満足していました。ゴールドコーストマラソンに参加して、私は、本当に、世の中には色々な人がいて、皆それぞれに個性のある存在で素晴らしいなと感じました。そして、ゴールドコーストマラソンは、私に、年齢も、国籍も、障害のあるなしも関係なく、人と人はつながる事が出来るということを教えてくれました。